ポリメガとは
1. レトロゲームを現代に蘇らせる「Polymega」とは?
家庭用ゲームの歴史は40年以上にわたり、多くの名作が生まれてきました。
しかし、古いハードはすでに生産終了しており、実機を揃えるのはコストも手間もかかります。
そこで注目を集めているのが「Polymega(ポリメガ)」です。
ポリメガは、CD媒体のレトロゲームを中心に幅広いタイトルをプレイできる“進化型互換機”。
さらにモジュールを追加することで対応機種を増やせるため、レトロゲーム愛好家から注目されています。
こんな人におすすめ
- 「PS1やセガサターンの名作を現代環境で遊びたい」
- 「レトロゲームを整理・保存してコレクション管理したい」
- 「実機を揃えるのは大変だけど、幅広い機種を遊びたい」
ポリメガのメリット・デメリット
メリット
- 実機を揃えなくても複数ハードのゲームが遊べる
- ディスクレス起動で快適にプレイできる
- データベース化でコレクション管理が楽
- モジュールで拡張できる柔軟性
- HDMI出力に対応
デメリット
- すべてのソフトが完全に動作するわけではない
- 海外製品のため入手性がやや悪い
- 本体・モジュールともに価格が高め
メリット1 実機を揃えなくても複数ハードのゲームが遊べる
ポリメガ最大の特徴は、PS1・セガサターン・NEO GEO CD・メガCD・PCエンジンCD-ROM²といったCD媒体のゲームをそのまま起動できる点です。
従来の互換機では難しかったサターンやPCエンジンCDにも対応しており、幅広いライブラリをカバーしています。
メリット2 ディスクレス起動で快適にプレイできる
もう一つの魅力は、ゲームを本体にインストールしてデータベースに登録できることです。
一度ディスクを読み込ませれば、その後はディスクレスで起動可能になります。
ただし、インストールしたソフトはデータを消すまで手放さないようにしましょう。手放すと違法になる可能性があります。
メリット3 データベース化でコレクション管理が楽
ポリメガは独自のデータベースを持っていて、ゲームのジャケットやスクリーンショット、解説を見ることができます。
自分の持っているソフトやインストールしたソフトを登録することもできるため、コレクションの管理も楽になります。
メリット4 モジュールで拡張できる柔軟性
ポリメガのユニークな点は「モジュール」と呼ばれる拡張ユニットです。
- EM01(NES、ファミコン)※ファミコンを読み込む場合、NES→FCの変換器が必要
- EM02(SNES、スーパーファミコン)
- EM03(メガドライブ、Genesis、スーパー32x)
- EM04(PCエンジン、スーパーグラフィックス)
- EM05(ニンテンドウ64)
- EM06(ATARI 2600、ATARI 7800)
これらを装着することで、CD系だけでなくカートリッジ系ソフトも遊べるようになります。
モジュールには純正コントローラーが挿せる端子も用意されており、実機に近い感覚でプレイできるのも大きな魅力です。
メリット5 HDMI出力に対応
HDMI出力に対応しているので、PS1やセガサターンも現代のモニターで遊ぶことができます。
デメリット1 すべてのソフトが完全に動作するわけではない
ポリメガは互換機であるため、すべてのソフトが完全に動作するわけではありません。中には起動すらできないものもあります。
デメリット2 海外製品のため入手性がやや悪い
ポリメガはアメリカの会社PLAYMAJIが販売しています。そのため公式サイトから輸入するか、公式代理店であるWorld Game Expressから購入する必要があります。
代理店以外のサイトから購入すると、保証を受けられない可能性や最悪詐欺にあう可能性があります。上記以外のサイトから買わないようにしましょう。
デメリット3 本体・モジュールともに価格が高め
代理店であるWorld Game Expressではベースユニットの価格は109,780円。さらに各モジュールも1万円を超えているので、非常に高額です。
公式サイトでは輸入により送料が高く、関税もかかるため注意しましょう。
まとめ
ポリメガは数少ないPS1やセガサターンを今の時代に動かすために最適な互換機です。
価格や入手難度はありますが、レトロゲームの世界を長く楽しむための有力な選択肢になるでしょう。